カフェ・ソサエティ
2016年にアメリカ合衆国で公開されたロマンチックコメディです。
監督、脚本はウッディ・アレンで主演はジェシー・アイゼンバーグ(ボビー・ドーフマン)です。
見覚えあると思っていたら「ソーシャル・ネットワーク」で
マーク・ザッカーバーグを演じていた彼でした。
クリステン・スチュワート(ヴォニー)、ブレイク・ライブリー(ヴェロニカ)、スティーブ・カレル(フィル)他、出演しています。
スティーブ・カレルは「The office」のアメリカ版で、いいかげんで無責任なマネージャー役で出演していたので記憶にある人も多いのかなと思います。
1930年代のハリウッドを舞台に野心家で純真な若者であるボビー・ドーフマンが、色々な苦難を乗り越えて成功を手にする物語です。
映画業界の有力者である叔父のフィルを頼って働き始める。
フィルは秘書のヴォニーにボビーをハリウッドの街の案内を指示する。
ボビーはヴォニーと街を何度か散策する内にヴォニーに対し恋心を持つようになる。
ウッディ・アレンはボビーを自分自身に投影させながら映画を作って行った気がします。
こういう手法は他の作品にもよく見られるとは思います。
ウッディ・アレンの作品は若い頃に見た時は、あまり面白いとは思わなかった。
最近はどれを見ても面白い。
若い頃に見たのが、外れだったのかそれとも。
グッド・オーメンズ
アマゾン・プライムビデオで去年位から、配信されていた「グッド・オーメン」ですが
動画配信サービスの検索エンジンで、just watchから見つけて視聴始めたのですが結構
面白くて、6話すぐに見終わりました。
原作者はテリー・プラチェットとニール・ゲイマンの共作です。
製作国はアメリカとイギリスでBBCTWO(イギリス)でも放送されたテレビドラマです。
出演者は、デイヴィド・テナント(クロウリー)とマイケル・シーン(アジラフェル)
で主人公の悪魔と天使です。
その他アドリア・アルホナ(アナセマ・デヴァイス)やスタンダップ・コメディアン
のジャック・ホワイトホール(ニュートン・パルシファー)も出演しています。
西洋の宗教学の知識があると話が分かりやすいです。
人類誕生の頃からの友達付き合いのクロウリーとアジラフェルは、現代のイギリスでも
時々食事をしたりクラッシックカーでドライブなどしていた。
他の天使や悪魔が、人類滅亡を計画し実行しようとしていた。
反キリストの子をアメリカのとある家庭の子とすり替えて成長して人類最後の日まで
あとわずかである。
アジラフェル、クロウリー、かつての魔女と魔女狩り軍は破滅を避けようとするが。
こんな天使と悪魔がいたら地球は、住みやすく平和に溢れることになると思います。
ファーゴ シーズン3
ファーゴ シーズン3ですが、FXというアメリカの有料テレビで2017年4月19日から放送されました。2021年の日本ではアマゾンプライムビデオやネットフリックスで配信中です。
シーズン3も全10話で、とりあえず完結します。
今回の出演者のみどころはユアン・マクレガーがスタッシー兄弟の二役を演じたところです。最初は別人が演じていると思いました。頭髪があるのとないのでは雰囲気が全然違います。
ユアン・マクレガーと言えば1996年公開の「トレイン・スポッティング」のスキンヘッドのジャンキー役が、凄まじく印象的でした。
今回も、実際にあった話を元にしているというナレーションから始まる。
スタッシー兄弟を中心に話は進んでいく。
兄のエミットは実業家の富豪で、弟のレイはうだつのあがらない保護観察官です。
親の遺産の、高額の切手を兄が所有している事を弟のレイはよく思っていなく、その頃に仕事上で知り合ったニッキーという若い女性と共に、兄に対して悪だくみを続ける。
エミットは事業上で必要な、高額な資金をヴァーガ率いる犯罪組織から借り入れてしまい、乗っ取られていく。
今回登場の悪者は、かなり始末が悪くヴァーガとその手下たちにエミットとレイは追い込まれていく。
女性警察署長のグロリアは、レイの依頼で保護観察中の泥棒モーリスに親戚を殺されてしまう。
グロリアは事件の捜査を始める。今回も、上司の圧力で捜査が止められそうになります。
組織のリーダーのヴァーガですが、豪華な料理を食べても口に手を入れて吐いてしまいます。肥満恐怖症かもしれないです。口の歯が胃の酸で汚く傷んでいます。
シーズン3も、他のシーズンと負けず劣らずで面白いです。
ベター・コール・ソウル シーズン5
ベター・コール・ソウル シーズン5の米国での初回放送は2020年2月23日で、最終回放送は2020年4月20日でした。
AMCと言うアメリカの、CSチャンネルですが2ヶ月位で10話を全て放送してしまうのは割と早いと思います。
ジミー・マッギルは、弁護士資格を取り戻しソウル・グッドマンに改名する。
店長をしていた携帯ショップから仕入れたプリペイド携帯を無料で配り、弁護士料金を半額にするというキャンペーンを打ち出して街の不良連中の弁護を一気に引き受ける作戦をやりはじめる。
こういった戦略が、のちのサラマンカ・ファミリーの弁護や仕事を請け負うといった事に繋がりドツボにはまっていく。
シーズン5でジミーの妻になるキム・ウェクスラーは、メサ・ヴェルデの拡張計画で不動産の取得に住民の反対に会い、徐々に消耗していく。
ジミーは、得意の変なコマーシャルを作成してメサ・ヴェルデに揺さぶりをかけてキムを応援する。
マイク・エルマントラウトは、グスタボ・ガスと対立したり揉めたりしながら危険な仕事をこなしていく。すごすぎるじいさんです。
今シーズン圧巻の砂漠地帯をジミーといっしょに徒歩でさまよい歩くという激務を見事にこなしてしまいます。
砂漠の地獄の行軍に半分死にかけながら、なんとか持ちこたえているジミーとは対照的に冷静にタフなマイクは、ジミーと預かっている大金を無事に送り届けます。
ブレーキングバッドもそうでしたが、アメリカ ニューメキシコ州の乾いた美しい風景や町並みが見られるのも、ベター・コール・ソウルの楽しみです。
ベター・コール・ソウルシーズン6ですが、2021年3月に撮影を予定しているそうですが日本に配信されるのは、まだ先ですね。
ファーゴ シーズン2
2014年からアメリカのFXチャンネルで放送されている「ファーゴ」ですが、シーズン2は2015年10月から放送されています。
時はシーズン1より遡り、1979年のノースダコタ州、サウスダコタ州、ミネソタ州を舞台とします。
シーズン1の物語とは全く別です。登場人物が2人共通しています。
ファーゴの家族単位でギャングをしているゲアハルト一家と、大手企業のギャングでカンザスシティとの抗争を中心に描かれていきます。
美容師のペギー・ブロムクイスト(キルスティン・ダンスト)がゲアハルト一家の三男、ライ・ゲアハルト(キーラン・カルキン)を車で轢いてしまうが、これで抗争はさらに激しくなる。
ライが車に轢かれる時と他に一場面で、ユーフォー(空飛ぶ円盤)が現れるがSFではありません。
連続殺人事件に発展していきます。ルー・ソルヴァーソン(パトリック・ウイルソン)は警察官と義父のハンク・ラーソン(テッド・ダンソン)は保安官で、捜査に入る。
ルー・ソルヴァーソンの妻、ベッツィ・ソルヴァーソン(クリスティン・ミリオティ)は癌患者で重症である。
ペギーは車で、誤ってライを轢いてしまうがライを車に乗せてそのまま監禁してしまいます。美容師にしては、かなりのやり手です。
旦那のエド・ブロムクイスト(ジェシー・プレモンス)は肉屋の店員ですが妻のペギーを守るために、とんでもない事になっていきます。
ゲアハルト一家の手下でインディアンのハンジー・デント(ザーン・マクラーノン)が優秀な殺し屋として暗躍します。とある用事で入ったバーで人種差別を受け、心変わりでゲアハルト家を裏切ります。
シーズン1同様にスリルとサスペンスとブラックユーモアてんこ盛りで、最後まで楽しめます。コーエン兄弟は、ごおっつええです。
デス・プルーフ in グラインドハウス
2007年にアメリカ合衆国で製作された、アクション・ホラー・ダークコメディです。
監督、脚本、撮影はクエンティン・タランティーノです。
前回の「キルビルVol.1 Vol.2」の名残もあるが、B級映画指向が強い。
フイルムの傷や、リールのだぶりや飛びによる画像ノイズなどを、あえて再現した作りにしている。
テキサス州オースティンとテネシー州レバノンでの2エピソードに分かれています。
出演はカート・ラッセル演じるスタントマン・マイク・マッケイが、変態なスタントマンです。
ヴァネッサ・フェルリト演じるアーリーンやトレイシー・トムズ演じるキムなどが、マッケイの毒牙にかかったり、逆襲したりします。
スタントマンが主役になっているのでカーアクションも、かなり楽しめます。
レトロなダッチ・チャージャーとダッチ・チャレンジャーのチェイスやどつき合いが最高です。
ボンネットの上に乗ったままの長いカーチェイスをこなしたゾーイ・ベルが、かっこよくて可愛いです。
興行成績は、あまり良くなかったらしいです。
前作の反動ですか?B級映画的でマイナーぽい所はありますが私は結構楽しめました。
ファーゴ シーズン1
出典元 snkobe.com
2014年からアメリカ合衆国のFXチャンネルで放送が始まった、連続ドラマ「ファーゴ」シーズン1です。(ネタバレ一部あります。)
連続ドラマと言えども、1シーズンでストーリーは完結します。
シーズンごとに年代や場所や登場人物は変わります。
ネットフリックスやフールーなどで、シーズン3まで配信中です。
毎話、冒頭で「これは実話である。実際の事件は2006年ミネソタ州で起こった。」等のテロップが流れるのですが、これもストーリーに対するブラックユーモアだと思います。
小心者でまぬけな保険のセールスマンをしているマーティン・フリーマン演じるレスター・ナイガードは、殺し屋のビリー・ボブ・ソーントン演じるローン・マルヴォに病院で偶然出会い、人生を大きく狂わせることになる。
ローン・マルヴォは、レスター・ナイガードに親切な?事をする。
高校時代のいじめっこを殺してもらい(レスターが頼んだわけではない。)レスターが尻に敷かれていた妻を衝動的に殺してしまってから警察署長が急に訪ねてくるという窮地にマルヴォが来てくれて警察署長を射殺する。
その後レスターは、罪を弟になすりつけてうまく逃れる。
レスターは間抜けな、とんでもない事をする人でした。
マルヴォは、殺しの依頼を受け、こなしていくが手腕は超一流です。
レスターの同級生を殺した件で二人組の殺し屋に付け狙われる事になる。
見だすと止まらないサスペンスフルなブラックコメディです。