田園に死す
製作国 公開年
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日本 1974年
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監督 脚本
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出演者 |
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配給 |
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上映時間
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102分 |
アマゾン のプライムビデオで、新着映画を検索していたら何と寺山修司の「田園に死す」が公開されていた。
前から観てみたいとは思っていたが、寺山修司関連は素通りしてしまった。
観てみたら凄まじかった。
エログロナンセンスとシュールリアリズムのオンパレードです。
ホドロフスキーの「エルトポ」も割と似た感じであるのですが、「田園に死す」のほうが分かりやすく面白いです。
主人公の少年は、父親を戦争で失い母親と2人で恐山の麓の村で暮らしていた。少年も母も顔を白塗りしている。話全体が、悪夢でうなされている時のようなストーリー展開である。ここまでシュールな日本映画は初めて観た。テレビ番組で放送する事は不可能だと思います。
変態集団のようなサーカス団が現れるが、その中で風船女は自転車の空気入れを体に刺し小人の彼氏にふくらましてもらう。
恐山で赤い着物を1枚着て、踊り舞う女性は妊娠していて、助産婦なしで赤ん坊を産むが。
少年は、近所の美人の奥さんと駆け落ちしようとするが夢の中の出来事のように物事が変な感じに進んでいく。
少年が40才位になった人物が現れ、物語後半に田んぼにゴザをひき少年と将棋を打ち始める。
シュールで幻想的な映画や小説が好きなら、間違いなく楽しめます。
出演者のクレジットで、サルバトール・タリと出ていたので画家のダリが出演しているのかなと思い調べてみたら川筋哲郎と言う俳優さんでした。