スイス・アーミー・マン
製作国 公開年
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アメリカ 2016 年 |
監督 脚本
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出演者 |
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配給 |
A24
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上映時間 |
97分 |
ネットフリックスで見つけたインディーズ系のダークハートフルコメディです。
いままで観たことがなかった、青年と死体の友情物語と言ってもいいでしょう。
内容がシュールでブラックすぎて、体が拒否反応を起こしそうでしたが中盤以降で2人(といっていいのかはわかりません。)が友情を育むようになってからは、引き込まれるように見入ってしまいました。
ポール・ダノ演じるハンクは何かの事情で、無人島に流れ着いてしまい途方に暮れていた。自殺しようとしていたが波打ち際に人の気配を感じ、見に行くと死体だった。ダニエル・ラドクリフ演じるメニーです。
ハンクは人工呼吸を、試みてみるが失敗に終わる。
死体の体内にガスが充満していて水に浮いている。そして沖合に流れていこうとしていた。ハンクは、死体に乗りジェットスキーの要領で、別の島に移動する。
その後、メニーは「スイス・アーミー・マン」と言うタイトルの様に多彩な便利テクを披露する。雨水を体に溜め込んで、水筒のようになるとか、ペニスが方位磁針の代わりになるとかです。
死体のメニーは言葉も喋りだします。ハンクが見つけた男性誌のビキニ女性を見て勃起したりします。
メニーは下ネタ好きで、平気でおならをします。ハンクの片思いの恋愛にも興味を持ち、徐々に、友情が芽生えてきます。
しかしメニーが喋るというのは、ハンクの主観による妄想の可能性もあります。
最後まで目が離せない映画です。