ミッドナイト・イン・パリ
1ヶ月程前に、ウディ・アレンの映画を見たら割と面白かった。
「教授のおかしな妄想殺人」です。作品にもよるとは思いますが、20年位前に作られた物よりも最近の作品の方が面白い気がします。
その思いを強くしたのが「ミッドナイト・イン・パリ」です。
2011年のパリで、撮影したアメリカ映画です。
ウディ・アレンが、脚本と監督を務め第84回アカデミー賞で脚本賞を受賞した。
映画の中の、パリの街並みがモダンで美しい。バックに流れているジャズともマッチしている。
映画脚本家で、現在は小説家を目指し執筆中のオーソン・ウイルソン演じるギル・ペンダーは婚約者のレイチェル・マクアダムス演じるイネスと裕福な両親とともにパリを訪れる。
2人は、イネスの友人マイケル・シーン演じるポールと遭遇し、ともに街を回る。イネスは、ポールを気にいっているがインテリぶったポールがギルにとっては鼻持ちならない。
ある深夜に、ギルは酒に酔い街でくつろいでいた。そこに現れたクラッシックカーに、1920年代風の格好をした男女に誘われ車に乗ってしまう。
着いた先のバーでは、パーティが行われていて F・スコット・フィッジェラルドと妻ゼルダがいた。そのパーティは、ジャン・コクトーのパーティだった。
その後、1920年代の色々な芸術家が現れる。ヘミングウエイやパブロ・ピカソやサルバドール・ダリなどである。
毎夜のように、カフェやバーで彼らと会い、ピカソの愛人に恋までしてしまう。
タイムスリップの時代SFコメディといえます。ギルと芸術家達とのやりとりが笑えます。
こんなモダンで、面白い作品を見れるのはウディ・アレンの健康に感謝です。