Dr.パルナサスの鏡
2009年公開のイギリスで、製作されたテリーギリアム監督によるファンタジー映画です。
自称1000年生きていると公言するパルナサス博士は、小さいサーカス小屋を開きながら旅をしている。
実の娘のヴァレンティーナや、小人のパーシー、若い団員のアントンで「パルナサス博士のイマジナリウム」の公演を行っている。
ステージ上に客を上がらせて、奥にある鏡の中に誘導させて心の中のファンタジーを見せるのが主な出し物で、この映画の肝である。
パルナサス博士と付き合いが長い悪魔へ、不死の命の代償に娘のバレンティーナを16歳の誕生日に引き渡さねばならなくなっていた。
その日が近づく頃に、橋の上から首吊状態になっているトニーを見つけて助け救出する。
新たにトニーも加わり、ファンタジーサーカス団は繁盛していくが。
テリー・ギリアム得意の、シュールでポップな鏡の中の幻想世界に入っていけます。
悪魔役のトム・ウエイツは、時々出てくるがそんなに怖い悪魔ではありません。とぼけた、渋めの悪魔です。実生活で、お酒飲みすぎで体壊したとかではなさそうなので良かったです。
トニー役は、ヒース・レンジャーだったのですが撮影中の期間に亡くられました。撮影されてない部分は、ジョニー・デップとジュード・ロウとコリン・ファレルで手分けして出演したそうです。スケジュールの関係で、こういう形になったのでしょうか。
ヒース・レンジャーとジョニー・デップが、かなり似ていたのですが同一人物だと思ったのは私だけではないはずです。